お客様にアプリのインストールが必要か
一度きりの来店でアプリ登録を求めると、注文開始までの負担が増えます。QRからブラウザで直接使えるか、会員登録なしで注文できるかを確認します。
特に観光客や初めて来店するお客様は、アプリのダウンロードや登録に時間がかかると、注文そのものを諦めてしまうことがあります。手軽さは機能の豊富さより優先されることが多い項目です。
営業中の操作が簡単か
厨房やホールでは、注文が入るたびに複雑な入力をする余裕がありません。主要操作がタップやスワイプで完結するか、数量や状態が離れていても読めるかを実機で試します。
資料やデモ画面だけでは、実際の営業中の使いやすさは判断しにくいものです。可能であれば無料トライアルなどを利用し、実際の端末で厨房・ホール双方の操作感を確認します。
お店の体制に合うか
ワンオペ、厨房・ホール分担、日によって人数が変わる店では必要な画面が異なります。担当切替や複数端末同期、席移動への対応を確認してください。
体制は季節や曜日によって変わることもあります。繁忙期はスタッフが増える、平日は少人数で回すといった変化にも対応できる柔軟さがあるかを確認しておくと安心です。
会計とデータの範囲を確認する
注文システムが決済まで扱うのか、会計依頼と伝票確認までなのかを区別します。既存レジを継続する場合は、二重入力の範囲も含めて比較します。
売上データの出力形式や、既存の会計ソフトとの連携可否も、比較しておきたいポイントです。日々の集計作業をどこまで自動化できるかによって、営業後の事務作業の負担が変わります。
料金体系を比較する
月額固定制、注文件数や卓数に応じた従量制など、料金体系はサービスによって異なります。繁忙期に注文が増えても費用が想定以上に膨らまないかを確認します。
初期費用にQRコードの印刷代や卓上スタンドなどが含まれるかどうかも、比較する際に見落としやすいポイントです。月額料金だけでなく、導入時の総費用で比較することをおすすめします。
- 月額固定か従量制か
- 初期費用に含まれる範囲
- 解約時の違約金や最低利用期間の有無
導入・解約のしやすさを確認する
契約期間の縛りがあるかどうか、解約時の手続きが煩雑でないかも確認しておきたい項目です。最低利用期間が長いサービスは、試験導入がしにくい場合があります。
まずは短期間、あるいは一部の座席だけで試せるプランがあるかを確認すると、実際の営業で使い勝手を見極めてから本格導入を判断できます。
サポート体制を確認する
営業中にシステムの不具合が起きた場合、どこまでのサポートを受けられるかは重要な比較項目です。問い合わせ方法や対応時間帯が、実際の営業時間と合っているかを確認します。
導入時のメニュー登録やQR設置について、サポートを受けられるかどうかも、初めて導入するお店にとっては安心材料になります。
比較チェックリスト
ここまでの観点を、実際にサービスを比較する際のチェックリストとしてまとめます。資料だけで判断せず、可能であれば実機やトライアルで確認してください。
- アプリ登録なしで注文できるか
- 厨房・ホールの操作がタップで完結するか
- お店の体制の変化に対応できるか
- 会計方式が既存レジと矛盾しないか
- 料金体系が繁忙期でも想定内に収まるか
- 短期間の試験導入や解約がしやすいか
- 営業時間に合ったサポートを受けられるか
よくある質問
Q高機能なサービスを選べば失敗しませんか?
A機能が多いことと、お店で使いこなせることは別の問題です。営業中に必要な操作が簡単に行えるか、体制に合っているかを優先して比較することをおすすめします。
Q複数のサービスを同時に比較するコツはありますか?
A料金や機能一覧だけで比較するのではなく、実際に営業中の操作を想定して、厨房・ホールそれぞれの画面を試すことをおすすめします。
Q契約期間の縛りがあるサービスは避けるべきですか?
A必ずしも避ける必要はありませんが、初めて導入する場合は、短期間で試せるプランがあるサービスから始めると、実際の使い勝手を確認したうえで判断できます。
Q既存のレジをそのまま使い続けることはできますか?
A多くのサービスで、注文受付のみをモバイルオーダーに任せ、会計は既存レジで行う運用が可能です。会計方式まで変える必要があるかどうかは、事前に確認しておくと安心です。
Qサポート体制はどこまで確認すればよいですか?
A問い合わせの方法や対応時間帯が、実際の営業時間と合っているかを確認しておくと安心です。導入時のメニュー登録を手伝ってもらえるかどうかも、比較のポイントになります。
飲食店運営ガイド